目指すもの…

 

近影以前、家を建てさせていただいたお客さまから「下手なリゾートホテルに行くよりも家でのんびりしていた方がいいよ」という言葉・・・とても嬉しかった。

設計とか監督とかいうとカッコいいイメージがあるかもしれませんが、実際は突発的な出来事に対処することも多く、なかなか大変な仕事です。近所の苦情に頭を下げて謝ったり、材料の確保に奔走したりすることも数知れず。でも、何とか引き渡しにこぎ着け、お客さまの嬉しそうな笑顔と感謝の言葉をいただいた時の感動は何物にも代えがたいものです。

設計や施工監理の仕事に長年携わってきて、いま改めて感じているのは、私は建築が好き・・・なかでも住宅建築が好きということです。
お客さまといろいろな話をして、打ち合わせを重ね、こちらのご家族は自分が造った家でどんな生活をするのだろうと思い描きながらプランニングをする。
そして、そこに暮らすご家族に幸せな人生を過ごして欲しいと願いながら、その物語の舞台を造っていく。そんな一連の作業に魅せられて、私はこの仕事を続けてきました。

家造りで大事なのは、そこで「暮らす」という意識をもって設計し、造り込んでいくことでしょう。意匠にこだわり過ぎることなく、日々気持ち良く暮らせて、使い勝手の良い家にすることを考え、幾つかの選択肢の中から最善を選んでゆく。

そうすることによって結果的に時を経ても色褪せることのない美しい家が完成すると想うのです。

 

平成 28 年
Aura stage 芥川不二男

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